今回は、「集客」に乗り出す事業者がまず考えるべき
「マーケティング」についてお伝えします。
◆集客とマーケティング
「集客」とは字のとおり
「お客を集める」ことですが、
お客を集めるためには正しく
「マーケティング」
を行っている必要があります。
マーケティングを正しく行えば、
ビジネスは安定して成長します。
逆にマーケティングを理解していないと、
「いつ集客できなくなるかわからない」
という不安が常につきまといます。
でも、そもそも「マーケティング」って、
なんでしょうか?
その定義から考えてみましょう。
◆マーケティングの定義
「マーケティング」という言葉は
「集客」と重なる部分もありますが、
もう少し広い意味で使われているのが実情です。
おおよそ「市場活動」「市場調査」といった
意味で用いられていることが多いですね。
この言葉の定義については色々な解釈が
ありますが、代表的なものを2つ挙げて
おきます。
ひとつは経営学者ピーター・ドラッカーに
よるもので、著書の「マネジメント」では
「マーケティングとは、セールスを不要にすることである」
と言っています。
(本当はドラッカーではないとも
言われますが、近いことは言っています)
もう一つは、日本一のマーケッターと
言われる神田昌典さんによるもので、
「マーケティングとは、営業マンの前に
お客さんを連れてくることだ」
というものです。
つまり「マーケティング」とは、
セールスを簡単にするための活動のことです。
言い換えると
「ビジネスが売れ続けるための仕組みづくり」
ということです。
そして、中小企業や個人事業主が行うべき
「ビジネスが売れ続けるための仕組みづくり」
は、非常にシンプルです。
◆売れ続ける仕組みづくりのために
どんな企業でも、マーケティングの手順は
以下のとおりとなります。
1,市場調査
2,広告宣伝活動
3,効果測定・検証
つまり「Plan-Do-See」の「PDS」
(もしくは「PDCA」)と似ていますね。
「集客」の悩みとはつまり、
「広告宣伝」が上手くいかないという悩み
と言い換えることができるでしょう。
特に小規模ビジネスの経営者は
自分の営業力に頼っていて、
広告宣伝に関しては大きく遅れている場合が
多いです。
どんな業種、どんな会社でも、
正しいやり方で取り組めば、
成果につながります。
広告宣伝方法は、大企業と中小企業では
根本的に異なります。
次回はその中小企業が取り入れるべきマーケ
ティング手法についてお伝えします。